私たちの子ども達が通う千葉県佐倉市立井野小学校は、落葉樹を主体とする豊かな雑木林が周囲に広がる素晴らしい環境にあります。また、校内の第1グラウンドの脇にある井野っ子山の雑木林の下には、佐倉市の重要な文化財である縄文時代の井野長割遺跡も眠っているそうです。
現在のところ井野っ子山については、遺跡保護の観点もあり子ども達が無闇に立ち入らないような指導が行われておりますが、私たち“井野っ子山ビオトープの会”(有志ボランティアの集まりで、ビオトープとは独・英語【Biotope】で「かつてその地域にあった自然生態系を、小さな規模で再現する」との意です)では、せっかくの好環境を子ども達が身近に自然に触れる場に出来ないものかと考え、学校と一緒になって井野っ子山の整備に取り掛かることにいたしました。
(2000年3月記)