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辻きりの行事「蛇」の作り方

藁を2〜3本、2組選びこのように手にかけます。今は農家でも米作りは機械によるので、辻きりの行事のためにその分だけは手作りだそうです。貴重な藁です。
もう1組の藁を乗せ、はじめの藁で人差し指と中指の間、もう一箇所は中指と小指の間にかけ編みこみます。
こうやって顔の部分を編んでいきます。わらじのようです。
難しいのは、体の部分を作る縄網。二組の藁の束を夫々よじりながら、絡めていきます。途中で藁を足し、足にするときは、その藁を長めに出します。
3回目の今年はみんな上手になり、時間がかからなくなりました。終わった後、仲間が作ってくれた、とん汁とおにぎりをゆっくり味わいました。
五穀をいり半紙に包み、しきみや、ヒイラギなどと一緒に体に飾ります。
雨の日でしたが、例年通り正門と井野っ子山の入口に飾りました。丁度3年生の生活科の辻きりが翌日だったので、この蛇を見て子供たちは見学に出かけていきました。 藁が少なくなり、この伝統行事も継承して行くのが難しくなったそうです。