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〜市民活動その4〜 野鳥の巣箱づくり

【'98さくら“夢のまちづくり”さぽーと事業】

事業名 親子でつくる野鳥のオアシス
事業主体 さくらカーペンターズ(社団法人千葉県建築士会 印旛支部佐倉分会)
事業概要 小中学生の親子を募集し、巣箱づくり等木工作体験教室を開き、物作りの 楽しさを味わう機会や親子の触れ合う時間を提供。
期間 8月9日(日)、22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)

 

1日目 開会式(佐倉市青少年体育館)

最初に、今回の事業の趣旨、巣箱の歴史、鳥の生態等の話があった。講師による建物の仕組みについての講義は、五重の塔・ゴシック建築等和洋を問わず建築には合理的な工夫がなされているという実に興味深い話だった。

午後、設計図を作成するときの留意点、鳥が好まない巣箱等の説明があり、その後B3版の大きなスケッチブック、本格的な設計用紙が配られたのにはびっくりした。

 

2日目から最終日の午前まで 巣箱・餌台の製作

建築士会の方々から提供していただいた木材を前に大奮闘。製作は市青少年体育館に隣接する佐倉共同高等職業訓練校で行なわれた。現役の大工さんご指導の下、つぎつぎに作品が完成。奈良さんのように5つも6つも作り上げた方もいる。クーラーの無い自然環境の下での汗だくの作業は、とても印象深い。ペイントで仕上げの段階になると、小鳥は自然の色に近い色の巣箱を好むと学習していても、ついカラフルな色にも手が伸びる。それぞれの親子は独自の世界に没頭してしまう。子供たちは頭の中で考えるより、作りながらアイディアが出てくるようだ。

 

最終日午後 お別れ会

作品人気投票では、参加者にも投票権があり気に入った作品にはシールを貼れるので、子供たちには大受け。地味な我が子の作品も、スタッフの方にはお褒めの言葉をいただいた。もれなく何らかの賞が与えられ、立派な且つ可愛いイラスト付きの賞状まで頂けた。佐倉共同高等職業訓練校の先生がお別れの言葉で、中学を卒業したらこの学校に入り立派な大工さんになって下さいと言われると、子供たちは思わず頷いていた。出来あがった作品について、必ずひとつは主催者側に置いていかなければならないと聞き、我が子を含めて嫌がる子供たちが多かった。 実は私もちょっぴり残念に思ったが、佐倉のさまざまな場所に設置されている巣箱を現実に眺めると、主催者のお一人小野寺さんがおっしゃったように、そうしなければ街作りにはならないというのはもっともだと思う。単なる夏休みの宿題にとどまらず、親子で広く勉強できたよい機会だった。

 

その後、西志津ふれあいセンタ−でスライドによる報告会が行なわれ、これで終わりかと思いきや、先日、巣箱設置場所の地図が何枚も送られてきた。以後、経過観察をお願いしますというコメント付きで・・・・・。中途半端ではない取り組みに敬服する。ここまでやって下さると、本当に大変だったろうと思う。実際、仲間内はともかく(実行委員35名という大所帯)、市民しかも親子が対象ということには相当気を遣われたようだ。しかしながら、今回のこの実績は高く評価されるものだし、今後何らかの形で継続されていくことと期待している。

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