探すのに苦労した。ここも佐倉市かというほど志津地区からは遠かった。弥富小に隣接している、と言うより小学校の中にあるという感じで、同行した息子たちも、周りでいろいろ遊べるので帰りたがらなかった。「派出所」や「農村婦人の家」も一体となっている。
大きな特色は、「農村婦人の家」の活動である。調理場に案内していただいたが、台所の奥には長靴使用の石敷きの場所があり、そこで味噌等を製造するそうだ。大きな大豆用の蒸し器、ガス台、流しなどが設置されている。地域の特産を生かして、竹の子の缶詰等の加工品を作っている。
訪れた日には焼肉のタレを作っていらして、いい匂いがした。集めたビールビンを煮沸消毒、タレを詰めたら専用の機械で蓋をし密閉。ベテランの主婦の方々に指導していただけるそうなので、味噌作り等にも応募してみるとよさそうだ。国と市からの援助もあるとのこと。黒板の予定表には、味噌作りの申し込みがぎっしり書き込まれていた。
玄関には手作りの品々がズラッと並んでおり、興味は尽きない。期待していた資料館は別の場所にあり、市役所に申し込む必要があるとのことだった。小学生は、授業の一環で訪れる場所らしい。